日経平均株価急落-金利上昇に備えるヘッジ商品

株・投資信託

2月26日、日経平均は1202.26円の安値引けとなりました。
高値警戒感はありましたが、1,000円を超える下げで一気に酔いがさめた感覚の方も多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

報道されている通り、米国金利上昇に対する警戒感が大幅下落の理由です。米国10年国債の金利は26日1.6% 程度まで上昇しました。

出典:Microsoft News

お金の大量供給で市場金利は上昇へ

米国10年国債などの市場金利は上昇していますが、世界的には到底金融緩和を引き締める段階にはありません。

今回の金融緩和は、リーマンショック時の教訓から大規模な財政出動と金融緩和が迅速に行われました。その結果、内外株価の持ち直しに繋がっています。


この方針をすぐに変更することは現実的ではありません。報道されている通り、各国の政策金利はしばらくの間据え置かれる見通しです。


しかし、コロナに備えた大規模な金融緩和によって、インフレ懸念が発生し市場金利が上昇するというストーリーは非常にわかりやすいものです。物価の上昇懸念が出てくることでインフレ期待が高まり市場金利は上昇します。


現在、世界的にコロナの新規感染者数が減少傾向にあります。このこと自体は非常に喜ばしいことです。ただ同時に、消費は一気に回復し長期金利は上昇圧力を受けることになるでしょう。
特に日本においては、家計はコロナ禍において約25兆円の貯蓄を積み増しています。今後の予防接種の進展や、春夏の気候へと変化することにより感染者の減少が予測できます。

行き過ぎた金利の上昇懸念と株を持たないことによる機会損失。投資家にとっては難しい相場が続きそうです。

当初の投資方針を崩さない

では、保有している株式はどうするのが合理的なのでしょうか。
長期投資の観点ではやはり、積み立てなどで保有数を増やしてきた株式を売るべきではないでしょう。

私も26日までの株価の高騰を受けて、少し保有を減らそうかという気持ちがよぎりました。まさに市場金利の上昇が気になっていたからです。

結果的には、「一定額を決められた時期に積み立てる」というこれまでの方針を変えることなく続けていこうと思っています。

相場の上昇、下落にその都度付き合っていてはどんどん軸が振れていくからです。


株式投資を行っている方のなかには、経済、金融ニュースに敏感で本業の業務においても臨機応変に対応できる(またはしていた)方が多いのかもしれません。こうした方であるからこそ、今回のように相場が大きく動いた際に何か手を打ちたいという人も多いのではないかと推測します。


亡くなった方や投資をしたことを忘れていた人のパフォーマンスが非常に良いということからも、相場においては武田信玄ばりの「動かざること山のごとし」が良策なのかもしれません。

当初運用方針にプラスαの対策を行うとすれば・・・

ただ、じわじわ少々する市場金利は、私も非常に気になっていてなにか対策はないかと思っていました。
金利の上昇をヘッジできる商品があれば、金利上昇時の株価下落を一定割合緩めることができます。目的に合致するものは、下記の2つのようです。

T&D アセットマネジメントの「日本債券ベアファンド(5倍型)」

主として円建ての短期公社債等の短期有価証券を中心に、コールローン等にも投資するとともに、わが国の長期国債標準物※1を対象とする国債証券先物取引※2の売建額が、原則として信託財産の純資産総額の5倍程度になるように調整を行います。通常、公社債の価格は金利が低下した場合上昇し、金利が上昇した場合下落しますが、ファンドの基準価額は長期債金利が上昇すると上昇し、長期債金利が低下すると下落します。

これは、私の保有目的に非常に合致している商品です。ただ、純資産運用総額が34億円と小さいです。運用目的がきちんと達成できるのかという心配があります。また、信託期間が2024年3月15日までと短いことも気になります。

TMV  ディレクシオン・デイリー・米国債20年超・ベア3x(Direxion Daily 20-YearTreasure Bear 3X)

米国籍のETF(上場投資信託)。ICE米国国債20年超指数の+/-300%の日次 リターンを目指す。投資対象はレバレッジ型と非レバレッジ型のインデックス商品。


こちらは、元モルガン銀行(現JPモルガン チェース)日本代表の藤巻氏も紹介されている商品ですね。この2カ月ですでに45%も上昇しているようです。

個人的には、日銀の債務超過懸念などもあり、国内の債券べファンドに興味がありますが、運用総額などを勘案するとTMVに軍配が上がりそうです。
なお、こちらはレバレッジ商品ですので、金利の変動幅が小さいと減価傾向になったり、逆にボラティリティが大きいとベンチマークに追随しにくいなどがあるそうですので、投資は自己責任でお願いします。
最後に、このような商品は個人投資家にとって現状で最良のリスクヘッジ商品になり得ます。ところが、国内ではわずか1商品しかない。。。
このことは、ファンド組成の現場にまったく土地勘がない私ですが、大変疑問を覚えました。個人投資家にとってプロ並みとは言わずとも選択肢が増えることを願っています。

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