投資って、どれくらいの資産配分が良い?インフレに備えるなら、債券と円の比率を落としたポートフォリオを

株・投資信託

投資における資産配分について、みなさんはどのように考えているのでしょうか。

  • 何に投資するのか?
  • 積立投資か一括投資か?
  • 短期なのか長期なのか?

上記については、既に活発な議論がなされていると思います。プロの投資家にとっては、非常に重要な概念となる資産配分について、GPIFのケースを参照にしながら思うことを書いてみます。

年金運用機関GPIFは、国内外株式、国内外債券に1/4づつが基本

GPIF(年金積立金管理運用独立法人)をご存じでしょうか。

GPIFとは

皆さんの納めている公的年金を管理運用している機関です。受託年金を投資のプロである運用会社に運用委託し、運用収益を年金給付の原資としています。

大事な年金を運用をする訳で、「長期」「分散」で受けられるメリットを最大限活用した安定的な運用が求めらるわけです。よって、最も王道的な運用になっているはずです。

下記のように国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の4資産に25%づつの投資を基本としながら、乖離許容幅を各カテゴリーごとに設けています。25%づつとしながらもある程度柔軟にリバランスすることが可能です。

国内債券外国債券国内株式外国株式
資産構成割合           25%25%25%25%
乖離許容幅各資産±7%±6%±8%±7%
乖離許容幅債券・株式±11%±11%±11%±11%

また、GPIFはホームページにおいて上記のポートフォリオ(運用資産構成)における長期投資の分散効果について下記のように、その効用を説明しています。

  • 1年間だけの運用成績を見るとリターンがマイナスになることがあった
  • 100万円を国内債券、国内株式、外国債券、外国株式の4資産に25%づつ投資し、10年保有し続けた結果、元本割れはおきなかった
  • 投資期間を延ばしていくと良い年と悪い年の運用成果は相殺され、投資期間全体でみると収益が積みあがっていった

まさに長期分散投資についての王道的な説明ですね。

やはり理論的には、この比率が王道といえるのかもしれません。
ただ、気になることが2つあります。

債券比率は現金で代用したい

一つは債券についてです。

金利と債券価格は逆の動きをするため、今後金利が上がれば債券価格は下がるということになります。今現在、世界的な金利上昇が懸念されています。ただ、日本の危険性は別次元にあると思っています。

国の債務残高対GDP比率をみると、日本の多さは突出して266%となっています。以前に財政危機が報じられたイタリアの161%すら大幅に上回る水準です。

これだけ財政状況の悪い国の債券価格がなぜ下がらないのは、日銀がこれを消化しているためです。
ただ、問題はこれが続かない可能性があることです。
日銀が国債を買うと民間銀行の日銀に保有する当座預金にお金が移動します。現在はゼロ金利ですが、この金利が上がった場合は日銀に金利の支払い義務が発生します。

膨大な債務の金利負担により金融不安を招く危険性があります。

今後コロナが収束に向かい、積み上げられた貯蓄が導火線となりインフレが起きることが懸念されています。

これにより株式市場も不安定となっていますが、日本では金利上昇による債券価格が大きく下がることを懸念しています。(金融不安によりさらに金利が上昇する懸念があります)

今現在バブルなのは、株式市場よりも債券市場だと思っており、債券は現金で代用するのが無難でしょう。

ドル建ての比率を意識

もう一つがドル建ての資産を増加させるべきであるということです。

先ほど債券の代わりに現金保有を増やすと書きましたが、この現金を円だけでなくドルで持つことを推奨したいと思います。日本の債務残高をみれば、円だけで資産を保有していることが危険であるのは一目瞭然です。

行き過ぎたインフレは「株安」「債券安」「通貨安」のトリプル安を引き起こします。

このような事態に備え、私は株は全世界株(為替ヘッジなし)で分散しています。
さらに、住宅ローンを多く借り入れており、負債と同様に現金比率も多いため、これを外貨建てMMFに毎月一定額を積み立てています。

外国債券ではなく外貨建てMMFとしている理由は、この商品が短期国債などを中心に運用しているためです。

前述したように、長期金利は上がる(債券価格は下がる)可能性が高いとみているため、短期国債を選択しています。また、元本保証商品ではないもののほぼ預金感覚で保有ができる商品です。

売却時の税金は利益に対して20.315%の申告分離課税です。外貨預金では譲渡益に対して雑所得として総合課税されますが、自分の所得に加算されるため税制的にはあまり外貨預金をおすすめできません。

リスク許容度に応じたシンプルな投資を

GPIFの債券運用部分を預金や外貨建てMMFに置き換えると、

投資信託+外貨建てMMF(ドル)+円預金

という非常にシンプルなポートフォリオになります。

上記を積み立てで行っていくのは、長期で見るとかなり合理的だと個人的には思っています。

また、配分比率については、各人の負債、子供の有無などによって全く異なると思います。私が行っているのは、自分のリスク許容度(最悪で何%の損は許容できる)ところを考え、その倍額を目標に投資信託に投資するように、毎月積み立てを行っています。

ただし、若い方でまだ資産が非常に少ない状況であれば生活防衛費(生活費の数ヵ月分)以外はリスク資産で積み立てするのは良いと思います。

最後に

資産配分比率については、各々の生活環境、資産状況によって違うため最適解は難しいかもしれません。ただ、今からの特に国内債券への投資についてはリスクが非常に高く、リターンはかなり限られたものと思います。

また通貨については、円資産のみ保有するということが非常に偏ったポートフォリオであることに気づく必要があります。

現金を多く保有している方は、外貨建てMMFなどの通貨の分散が合理的と考えています。

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